解剖学者・三木成夫に読む、思考偏重な時代の内臓感覚的道標(後編)〜インナーネイチャーとしての陰陽リズム、胎児にみる生命4億年の歴史、自然哲学と象徴思考〜
解剖学者・三木成夫さんのでデビュー作にして伝説的名著「内臓とこころ」 前編では身体の奥深くで生命の根源的な営みを続ける内臓感覚(植物性器官)の成り立ち、こころとの深いつながりをみてきましたが、 後編では、発育過程をなぞり…
解剖学者・三木成夫の「内臓とこころ」に読む、思考偏重な時代を乗り越えるための道標(前編)〜内臓感覚とリズム、季節を感じる心、そして自然(じねん)〜
「人間のこころには4億年かけて進化してきた生命の記憶が刻まれている」「こころとは内蔵された宇宙のリズムである」 胎児の世界などでも著名な解剖学者・三木成夫さんのでデビュー作にして伝説的名著「内臓とこころ」。 三木さんの保…
内蔵感覚をひらき、溶け合う環境に身を委ねる”あわい”の感覚とは?(あわいの力/安田登)
Stay Home中に書き溜めていた読書記録放出シリーズ。今回はあわいの力 / 安田登。能楽師・安田登さんの著書の中でも特に興奮がとまらない一冊で、個人的「こころの3部作」のひとつ。日本芸能の培ってきた身体性やあわいを感…
ヒューマンスケールを越えて – 頭で「分かつ」世界から生命のリズムや流れと「共にある」世界へ – (鎌田東二・ハナムラチカヒロ)
4月くらいからなんだか面白い本との出逢いが多すぎているのですが、週末にいろいろ書き溜めていたものを、順次放出することに。まずはこれ。 ヒューマンスケールを越えて -わたし・聖地・ガイア- / 鎌田東二・ハナムラチカヒロ …
#コロナが気付かせてくれたこと 時代の転換点に思い出しておきたいメッセージまとめ
COVID-19のパンデミックは大変な事態ではあるけれど、多くの人にとってStayhomeは「本当に大切なことは何か」「本当に必要なことは何か」と向き合う余白でもあったのではないかと思います。日々の暮らし、家族との時間、…
サッカーとコロナと身体感覚(「これからの社会におけるサッカー」寄稿文)
人の少ない朝や夕方に娘と近くの公園にお散歩に行く。保育園が休園になってからの日課だ。 思いっきり身体を動かし、太陽の光を浴びて、雨上がりの土をいじり、草木とお話をする。 日々の暮らしや家族との大切な時間への感謝と共に、未…
生命や自然をメタファーとすることへの違和感とリジェネラティブ(再生的)な文明装置としての拡張生態系(人新世における都市と建築の新陳代謝-メタメタボリズム宣言 / 船橋真俊 – より)
2013年から森美術館主催で毎年行われてきたICF(Innovation City Forum)の総集編「人は明日どう生きるのか 未来像の更新」面白かった。 集大成となった2019年は「都市と建築の新陳代謝」「ライフスタ…
Ecological Memes Forum 2019〜あいだの回復〜 の映像ができました
昨年12月に開催した「Ecological Memes Forum 2019〜あいだの回復〜」の映像ができました!Finally, we have the movie of our Ecological Memes Fo…
経営トップが次々に育児への後悔を独白していく「#もっと一緒にいたかった」が素晴らしい
Forbes JAPANと株式会社ワーク・ライフバランスが仕掛ける #もっと一緒にいたかった が素晴らしい。経営トップが次々に、もっと一緒にいたかったを独白していく。次世代の男性たちに、本気で「育児休業を取るべきだ」と語…
Ecological Memesの活動がIDEAS FOR GOODさんに掲載されました。
マイプロ的にやっているEcological MemesというプロジェクトをIDEAS FOR GOODさんに取材頂きました。エコロジーや生態系を切り口に、これからの時代の人間観やビジネスの在り方を領域横断で探索する試み。…
自然の叡智に寄り添い、21世紀型のシステム変容へと誘う“Regenerative Leadership(リジェネラティブ・リーダーシップ)”の読書会を開催しました。
英治出版さんで、“Regenerative Leadership”という英書の読書会を開催。自然の叡智に学び21世紀型のシステム変容をもたらすリーダシップの在り方に迫った本で、エコロジカル・ミームの世界観ともかなり通じる…
北鎌倉・建長寺にてEcologcal Memes Forum2019 ~あいだ の回復~を開催します。
12月冬至の日に、北鎌倉・建長寺でEcologcal Memes Forum2019 ~あいだ の回復~を開催します。他ではなかなか味わえないユニークなコンテンツが揃ってきています。豊かな自然に囲まれた北鎌倉・建長寺を舞…
これからの時代に東洋的哲学を探究する意義とは〜人新世における人と自然の関係性の再構築〜
人と自然の関係性に切り込んだこの記事(英語)にインスピレーションを受けて徒然。Humanity and nature are not separate – we must see them as one to fix t…
世界に「あいだ」を回復させるレンマ的論理は、地球規模の生態学的危機を乗り越えるOSとなりうるか?〜<あいだ>を開く-レンマの地平/木岡伸夫を読む〜
<あいだ>を開く-レンマの地平/木岡伸夫 とんでもない本に出会ってしまった。 レンマとは、事象を区別し分けていくロゴス的哲学論理に対して、大乗仏教の縁起的・直観的に世界を把握しようとする哲学論理。大乗仏教の祖である龍樹(…