マツタケその3:スケーラビリティ、撹乱化のビジネス、潜在的コモンズとLife-affirming(マツタケ 不確定な時代を生きる術 / Anna Tsing, 赤嶺淳)
「マツタケ 不確定な時代を生きる術」をめぐるマツタケ雑記その3。 今回は、本書を読み解く上での重要なキーワード「スケーラビリティ」と「潜在的コモンズ」について。 ー本記事の目次ー・スケール拡大に向かわないという希望・サル…
マツタケその2:汚染という可能性、自己完結しない脆弱な個、マルチスピーシーズ人類学と仏教哲学の邂逅(マツタケ 不確定な時代を生きる術 / Anna Tsing, 赤嶺淳)
前回に続き「マツタケ 不確定な時代を生きる術」から、マツタケをめぐるマルチスピーシーズ・ワールド、人間とマツと菌類の生の絡み合いの物語を掘り下げていきたい。 ー本記事の目次ー・Contamination 汚染:染め合う・…
マツタケをめぐる生命と経済の絡まり合い、進歩を前提としない資本主義、マルチスピーシーズによる世界協働構築(マツタケ 不確定な時代を生きる術 / Anna Tsing, 赤嶺淳)
「マツタケ 不確定な時代を生きる術」2021年を振り返ってトップ5に入る本。 著者は米国の文化人類学者 Anna Tsing、訳は赤嶺淳。原題「The Mashroom at the End of the world」と…