2017年のBook of the Year 〜身体知性、散逸構造とゆらぎ、センスオブワンダー
ここのところ自分の思考の変遷を辿るということをしてみているのだけど、その一環で、もはや毎年恒例となっている読んだ本、読んでよかった本の振り返り。こうして振り返ってみると、2017年は、 1.明らかに比重が増えた…
自然と共生していくための生命的知性としての神道(神道とは何か/鎌田東二)
「地球全体の大いなる営みをよりホリスティックに捉える視点が21世紀のライフスタイルに必要なものの見方であり生活の流儀になっていくのではないか」そんな問いかけを実は多くの人が気付き始めている今の時なんだと思う。グローバル資…
時間は盗まれると死んでしまう(モモ/ミヒャエル・エンデ)
「私はいまの話を、過去に起こったことのように話をしましたね。でもそれを将来起こることとしてお話ししても良かったんですよ」ふと、改めて、ミヒャエルエンデのモモを手に。現代社会の普遍的なテーマを、痛烈に鋭く指摘しながらも、ロ…
現実のしっぽをつかまえる。(文化とはなんだろうか/鶴見俊輔)
文壇カフェで偶然見つけた鶴見俊輔さんの座談集「文化とはなんだろうか」、余韻が凄い。30年、40年以上前に行われているとは思えないほど鮮やかな対談。(ゴジラと君の名は(1953)が語られるくだりも現代を錯覚させられたけど、…
分断や二極化を乗り越えるための身体的叡智(武道家・内田樹 /「日本の身体」)
いやぁ、、内田樹さんの日本の身体 (新潮文庫)、とんでもなく面白かった。 合気道家から能楽師、茶道家からマタギまで12名の身体の達人たちとの対談からにじみでてくる日本人的身体論。 これから、社会の様々な場面で起こる分断や…
【教育】海外で話題の日本の教育ドキュメンタリー ~ Children full of Life ~ A award-winning documentary of education in Japan
「僕らがやってきたことは、自分をわかってもらい、人のことをわかろうとする努力でした」You all made an effort to make your self understood and to un…