稲の多年草化栽培、1年目の田植えが無事終了

稲の多年草化栽培、1年目の田植えが無事終了ーー!!

小川誠先生の多年草化した奇跡のイセヒカリ。
その種籾からなおきさんが育ててくださった苗を植え付け。

【稲の多年草化栽培実験記録・アーカイブ記事一覧】
自然生態系の力を引き出す米づくり。稲の多年草化栽培への挑戦。
生物の多様性が戻ってくると稲の多年草化率も増えてきた。小川誠先生の現場観察にて。
稲の多年草化栽培、1年目の田植えが無事終了
おうちでミニ田んぼ。タライとソーラーポンプで稲の多年草化栽培を実験。
湧水再生のための風の草刈りと水道づくり。稲刈りのご案内。
脱穀〜精米〜食卓へ。茶碗一杯の米に宿るもの。
ついに稲が多年草化![稲の多年草化栽培実験記録その8]

1週間で植え付けた時とは見違えるほど生き生きとしてきていて、
(いもち病の気配もあり心配でしたが)ほっと一安心。
いよいよ多年草化栽培の初年がスタートです。

下記の写真、いもち病になった苗たちを田んぼに置いておいたら、だいぶ回復した時の写真 by Naokiさん
普通はいもち病になったら廃棄してしまう。でも、環境再生医の矢野さんが、環境再生によっていもちになった田んぼを回復させたという凄まじい事例もあるそうで、いかに生命が空気と水、そして環境の全体性と一体になった存在なのかということを実感する。

1年目は通常通り育苗や草取りなどもありますが、多年草化していけばこれらの作業も必要なくなり、不耕起・冬期灌水によってさまざまな生き物たちも戻ってくるはず。多年草化させていくことで収量も増えていくのだそう。畦作って湧水をひいてゼロから田んぼをつくるところからやったのははじめてだったのでめちゃくちゃ感慨深い。
(トラクターがはまってあがれなくなるとか色々あったけどw)

そして祭りの後の、人のいない静けさに包まれた田んぼを前に、田植えは祈りなのだという実感が生まれて初めて強烈に襲ってきた。そして修行がなぜ必要なのかも。
(写真はしょうもない様子だけど)

うちで育てたイセヒカリの苗たちは、タマリバタケにてバケツ稲で雨水を循環させて多年草化栽培を実験することに。そちらについてはまた後日。

Photo by Naoki Ishibashi