二元論を超えて、生命のあわいを漂う -生命の宇宙を身にまとう染織と薬草医学の通奏低音 -(宇宙樹/竹村真一・その2)
Cosmic tree 宇宙樹 / 人類学者 竹村真一前回は、夏至の高揚と相まって内容に入る前に終わってしまったので少しづつ中身に。 <今回の目次>・花をめぐる日本人の霊妙な感覚と原風景・植物性に根ざしたコモンセンスと文…
解剖学者・三木成夫に読む、思考偏重な時代の内臓感覚的道標(後編)〜インナーネイチャーとしての陰陽リズム、胎児にみる生命4億年の歴史、自然哲学と象徴思考〜
解剖学者・三木成夫さんのでデビュー作にして伝説的名著「内臓とこころ」 前編では身体の奥深くで生命の根源的な営みを続ける内臓感覚(植物性器官)の成り立ち、こころとの深いつながりをみてきましたが、 後編では、発育過程をなぞり…
解剖学者・三木成夫の「内臓とこころ」に読む、思考偏重な時代を乗り越えるための道標(前編)〜内臓感覚とリズム、季節を感じる心、そして自然(じねん)〜
「人間のこころには4億年かけて進化してきた生命の記憶が刻まれている」「こころとは内蔵された宇宙のリズムである」 胎児の世界などでも著名な解剖学者・三木成夫さんのでデビュー作にして伝説的名著「内臓とこころ」。 三木さんの保…