菌と共に暮らす。ぬか床にお手入れする共同体(ディスタントネイバーフッド)はじめます。

ぬか床のリズム、はじめます。

ウェルビーイングの習慣化に挑戦するスタートアップNestoのKensuke Fujishiroにお声がけいただき、ぬか床のコミュニティ(リズム)をやることになりました。



菌と共に暮らす「ディスタントネイバーフッド」

ぬか床共発酵のリズムという摩訶不思議なタイトルになっていますが、副題は「菌と共に暮らす」。

オンラインで距離は離れていても心理的な距離は近い共同体「ディスタントネイバーフッド」として、ぬか床の手入れを通じてリズムを整えていきます。ぬか床やってると、手を入れた感触や匂いが日々変化していくので、菌たち生きてるなぁということをめちゃくちゃ実感します。

目にはみえない無数の生命の存在を日々暮らしの中で感じ、感謝を込めていただき、体内に取り込んでいく。その変化が楽しくて、しかもめちゃ美味しい。

これって、実はもの凄い暮らしの知恵だなぁと。

ぬか床生活にすっかりハマり、ぬか床(&小さく協生農法を実験している菜園記録)のInstaもはじめました。



複雑系の発酵エコシステム、ぬか床

ぬか漬けは一般的には「植物性乳酸菌による発酵食品」とされるらしいのですが、実際は乳酸菌以外にも酵母や細菌類など多種多様な微生物が入り混じる超複雑系の発酵エコシステム。

しかもそこに、人が手を入れていくことで、自分の手の常在菌なんかも入り混じって、世界に一つだけの微生物群ができあがり、複雑で摩訶不思議な独特の風味をつくっているそう(まだ全ては解明はされていないらしい)。



私たちの大部分はヒトならざる存在からできている

そして、この微生物の宇宙を人は誰もが体内に宿している。
体内に宿している微生物細胞の数は、ヒト細胞の約10倍で100兆にも及ぶらしい(お腹の中には約1.4kgの腸内細菌を抱えている)。しかも体内のマイクロバイオーム(微生物叢)の多様性は遺伝子のそれよりも高く、約90%は人によって異なる(遺伝学的には人は他人と99.9%同じ。なのでマイクロバイオームと個性学の研究もでてきている)。土と内臓ならぬ、ぬか床と内臓w

つまり私たちの身体のかなりの部分はヒトならざる存在からできていて、そうした菌類・細菌・ウイルスが高度に絡み合い共生している超生命体。私は最初から私たちであって、「これからは自然や他の生命との共生」と声高に叫ぶ前から、すでに無数の生命によって生かされている。

このリズムは、こうした時代だからこそ、そんなシンプルな事実と身体実感を取り戻す一つの入り口として、暮らしの中で菌たちの存在を感じ向き合っていくための習慣づくりになっていったらと思っています。

でも、まぁそうした話は置いておいて、何より美味しい楽しいのが超大事。ホストをご一緒いただくのは、Ecological Memesでも色々ご一緒いただいている絵描き Aimi Sunagaさん。

情報交換ではなく、ぬか床の習慣・感覚自体を分かち合う、時間同期的な共同体(ディスタントネイバーフッド)というのはおそらく世界初(?)だと思うので、よければご一緒ください。いつからでもご参加できます。

詳細・お申込はこちら https://nesto.life/rhythm/nukadoko-kyohakko/

ちなみに、このNestoは、これからの時代を見据えた思想・哲学をもちながら、あえてスタートアップという形態で資本循環に挑戦していて、先日シードで1億円資金調達なんかもしています。料金もサービス代というよりもコミュニティの共同維持費という考え方。そのあたりの実験も応援しています。

Photo credit: 本永創太