Ba Design Workshopの余韻
先月末に安斎勇樹さんのBa Design Workshopに参加してきました。
Ba Design Workshop -場のデザインとは何か-
レゴを使って架空の「カフェ」をデザインする体験を 通して”場のデザイン”について考えるワークショップ
今回のワークショップでは、カフェの本質に触れながら、 架空の「カフェ」をチームでプランニングして頂き、 LEGOなどの素材を使って実際にデザインして頂きます。
身近なカフェという「場」をデザインする体験を通して、 場が持つ力や場のデザインとは何か?について考えてみませんか?
=================================================
HUBもそうですが、最近空間のデザインに興味のある僕にとってはなんとも魅力的な広告。笑 すぐに応募しました。内容も告知に負けないくらい面白かったので共有したいと思います。 が、実は来る5/12日に第二回Ba Design Workshopがあるようなので、何をしたかってことに関してはネタバレを防ぐ為に伏せておきます。気になる人は参加してみて下さい笑 (注:実はこの記事九日くらいには書いていたのですが、すっかりupするのを忘れていていました。)
10年後のカフェのデザイン
一応最終成果物だけ見せておくとこんな感じです。各グループフォーカスするポイントがユニークで、最初一緒に話合っていたのにこんなにも人の発想って千差万別なのだぁと驚きました。本を媒介にコミュニケーションが生まれていくようなカフェであったり、“色”をテーマにパレットのように個性が自分の色を保ちながらも混ざり合える空間であったりととても面白かったです。お題は“10年後のカフェのデザイン”です 。
ワークショップにおけるもやもや感の重要性
今回のワークショップは場のデザインとは何かを考えるワークショップでした。しかしながら、正直なところワークショップが終わった後も結局それが何なのかわからずにもやもやしたままです。その言葉は何か掴みどころのないまま宙ぶらりんとしていて、捕まえようとするとまたどこかすり抜けていってしまうのです。でもその追いかけっこの口火を切るということがワークショップの意義なのなのであって、そのもやもやをバネに主体的に考え抜いていく、行動に移していくことがワークショップの最大のアウトプットなのだろうと思います。自分で追いかけるからこそ途中で掴みかけていくその切片が重みを増します。だからこそワークショップは余韻の残し方がとても大切なのですね。僕自身もこのワークショップ以来見え隠れしている“場”や“空間”をデザインするとはどういうことなのか(両者の違いも含め)未だに追いかけっこをしています。一度どこかでまとめてみたいなと思っています。
(こちらにまとめました→“場をデザインする”とは何か 〜制約と解放のバランス〜)。
来週、デザイン思考のWSを開催しますが(たくさんの方にご応募頂きありがとうございました。抽選で選ばれなかった方も今後も継続的にやっていく予定ですので是非。)、デザイン思考は手法であってイノベーションが生まれてくる魔法のランプではありません。僕らも形式として枠組みをほんの少し知っているだけであって、今回のワークショップですべてがわかるなんていうものではありません。参加者の方々が腑に落ちない面持ちで帰っていけるようなものになればよいかなと思っています。笑
最後になりましたが、安斎さんのワークショップは細かいところまですごく気が使われていて空間としてとても居心地がよかったです。個人的にはバックに流れていた音楽の質感と音量が絶妙でした。また機会があれば他のワークショップにも参加してみようと思います。