子どもが生まれました。しばらく男性育休を取ります。

子どもが生まれました。しばらく男性育休を取ります。

先月11月20日に女の子が生まれました。
第一子です。お産を無事に乗り越えてくれた妻と娘にはただただ感謝です。奇跡の体験でした。

あれから1ヶ月。あっという間に日々は過ぎていきますが。本当にかけがいのない瞬間の連続です。

出産前は、父親になるってどういうことなんだろうなぁとぐるぐる悩み考えていたけれど、そんな頭でっかちな心配や不安をよそに、身体や心はずっと素直にこの変化を受け入れてくれているみたい。一瞬一瞬を一生懸命に生き、日々とんでもないスピードで成長していく(1ヶ月で約900gと6cm!)小さな小さな生命のエネルギーに圧倒されて、気づいたら、その息吹を身体や心で、全身全霊で受け止めようとしている自分がいて。

ああ、この子に育ててもらっているんだなぁって。

すでにたくさんのパワーと学びをもらい、日々父親としての感覚を娘に目覚めさせてもらっています。(自分の中でオキシニンがじわじわと溢れ出てる感じ。たぶん。)

今月半ばくらいからは、これが魔の3週目というやつか、、という感じの深夜のぎゃん泣きが始まり、おっぱいとオムツ替えと抱っこと寝かしつけの無限ループを、妻とシフト制で交互に仮眠をとりながら、じっくりと味わっています。笑 (まとまった時間さえあれば寝れる僕とは違い、ただでさえ大きな身体的負荷がある上に、3時間おきに起きざるを得ない妻ははるかに大変、、、)

 

半年ほど育児休業を取ります

出産当日から育休を取らせてもらっています。
だいぶワーカホリックな自分から仕事を取ったら一体どうなるんだろうとか、何より10数名の規模の組織でマネジメントが半年抜けるというのは最初はかなり後ろめたさがあったんですが、

 

あ、このなんだか漠然と申し訳ないって思ってしまう自分の反応こそが社会の認識そのものだ

 

と気づき、途中から開き直って、大きな案件も育休前になんとか無事クローズし、(もちろん最大限の引き継ぎ&フォローはした上で)とても穏やかな心持ちで新たな生命と向き合い始めることができました。育休いってらっしゃい会なんて開いてもらったり、育休中チームにたくさん負担をかけてしまうにもかかわらず、温かく送り出してくれた組織と仲間には本当に本当に感謝です。

チームからいただいたお祝い。他にもお仕事ご一緒していたパートナーやお客さんからも温かなギフトを頂き本当に多謝です。

産後0日から男性が育休に入ることのメリット

出産当日から育休に入れたことの大きなメリットの一つは、育児も家事も、一番最初の新たな生活スタイルを、妻と二人三脚で一緒につくってくることができたこと。1ヶ月ほど経ち、妻の体調も順調に回復してきてくれて、代わり番こに近場のカフェにリフレッシュに行くなど、少しづつ生活リズムができてきました。

妻の回復のためにも、直接の授乳以外は、とにかく家事も育児も全部やろうということで、出産前はどうしても習慣にならなかった料理も、産後はcookpad頼りになんとか毎日つくるようになり、すっかりハマってしまいました。

僕のつくったご飯を妻が食べて栄養をとってくれて、妻のおっぱいを飲んで娘が育っていく。まだまだ修行中ですが、家族のためにご飯をつくるということの感動がちょっとづつ、身にしみています。

産前はなかなか続かなかった料理も、産後は毎日修行中。写真は、ある日の夕ご飯(アジの南蛮漬け/トマトときゅうりの酢の物/かぼちゃの煮付け/ポテトサラダ/ほうれん草のお味噌汁/炊き込みご飯)

 

2016年の男性の育休取得率は3.16%

育休は半年ほど取る予定です。
※なお、単発での講演やWSは今も受けているので幾つか予定しているものはありますし、もともとかなり自由度の高い働き方をしているので、復帰もゼロイチでない感じでフレキシブルになると思いますので、お仕事のご相談あればぜひご遠慮なく!

これから少なくとも20年くらいは続く育児の、本当に最初の最初の1ヶ月。
深夜3時に、まるでこの世の終わりかのような叫び声で泣き続け、何をしても泣き止まない赤児を一人で抱えながら心折れそうになることもあるけれど、次の瞬間には何事もなかったかのように腕の中でスヤスヤと眠る娘の表情に、すでに育休を取って本当に良かったと心から思う。(というか逆に、これを毎日一人でやり続けると思うとゾッとします)

厚労省2020年度までに男性の育休取得率を13%にすると掲げているようですが、昨年の男性の育休取得率は3・16%(これでも過去最高だそう)、しかもそのうちの多くは2週間以下。

最近、僕の周りでは割合増えてきた感覚はあるのですが、でもまだまだ少数派だと思いますので、1サンプルとして僕なりの体験や感じたことを少しでも書き留めていけたらなと思います。(自信ないけど、、)

育休中のことはもちろん、育休の取得手続きや社会保障免除、保活(出産前に12園ほどの見学、僕も全て行きました)、妊娠がわかってから夫婦でやって良かった準備など、少しはお伝えできることはあると思いますので、男性でこれから育休を検討している方いらっしゃればぜひご連絡ください。

あとは妊活・妊娠中の夫婦のパートナーシップの深め方なんかも、妻と共に実験と観察と対話を積み重ねてきたので、パートバーシップをテーマにワークショップでもやりたいねと話しています。そうした経験が誰かの役に立てるのであれば嬉しいなぁ。(特に、妊娠期間の様々な準備と妻との対話はそれはそれはとーっても大切だったし、この辺りの試行錯誤もまた書けたらどこかで綴っておきたいなぁ、、、)