自律型組織に必要な、「散逸構造」「ゆらぎの内部強化と自己触媒」「セルフオーガナイジング」(企業進化論 / 野中郁次郎)
野中郁次郎先生の企業進化論。
1985年なので、知識創造理論とSECIモデルが発表される20年も前に書かれた本ですが、
個人的には、野中先生の著書の中で一番革新的で面白いと思う。
最近は、ホラクラシーやreinventing organizationといった21世紀型とも言える自律型の組織モデルの探索が世界で起こり始めている流れがありますが、この著書には、その原点となる示唆が盛りだくさん。今読んでも全く色褪せていない。ブリコジンの散逸構造理論、ゆらぎの内部強化、セルフオーガナイゼーションといった概念を俯瞰・横断して論を展開しているあたりも痺れます。
先日記事を公開したイントラプレナーシップカンファレンスの内容とも、僕の中では実はすごくシンクロ。イントラプレナーシップの在り方や混沌・ゆらぎの中から新たな秩序(=変革)をどう生み出していくための実践知とつなげていきたい。
※2017年の振り返りにつき追記(2017/12/30)※
1885年出版にもかかわらず、自分が2017年に手に取ったご縁に感謝したい本。
イントラプレナーシップがテーマに関わる講演等で僕がよく(遊び心の通じる場では必ず)話をする、「冷えたお味噌汁の話」、すなわち、「新たな秩序を生み出し続ける自己変革型組織(散逸構造、セルフオーガナイジング、ゆらぎの内部強化と自己触媒)」の話の、インスピレーションの原点となった本。(この話もどこかに書き留めておきたいなぁ)
毎年出ていたイントラプレナーシップカンファレンスで、個人起点でのイノベーション創造がもはや組織の変革抜きには次に進めないと確信したその2ヶ月後にこの本に出会い、その後
ブリコジーヌの散逸構造理論にインスピレーションを受けて、物理学や、あとは「生きている自己組織のシステムの特徴の一つは、構成要素に自主的なゆらぎ(平均からのずれ)が許されていること」という、清水先生のバイオホロ二クスをはじめ、生物進化学などを探りはじめたことを考えると、僕にとって2017年に最も影響のあった本と言えるかもしれない。
※追記終わり※
(以下、メモ)
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■創造的な組織の自己革新モデル
- 3つのキーワード
- 情報創造
- 自己組織
- 自己革新
- 1980年初頭に戦略が一つの体系的な戦略論として整備された
- BCGの経験効果やPPMの手法は分析的戦略として優れたシステムを提供したが、システムはそれ自体の精緻化を求めて自己完結し始め、ラインは「分析麻痺症候群」におちいっていいた
- めまぐるしい環境の変化に対峙していくためには、分析的経営よりも試行錯誤を経た実践的な戦略が絶えず生み出されるような想像的な組織や文化が欠かせない
- そうした創造的な組織をあり方を自己組織に見出した
- 自己組織とは混沌から自律的に新しい秩序、すなわち知を主体的に作っていく組織であり、その特徴は揺らぎとリズムにある★
- 近代組織論として最も合理的かつ効率的であると考えられていた官僚制組織
- しかし、そのような受け身の組織ではなく、環境にたいして積極的な働きかけを行い、日々の活動のんかあから新たな情報を想像するダイナミックな組織の自己革新モデルであった。
★これまでのコンピテンシー理論では、外部環境に対応する受動的・機械的な戦略論
★過剰適応では疲弊するばかり。創っていきたい未来のために社会に働きかけていく組織のあり方。
★経営学はサイエンスでありアートでもある。時代は変化しているのだから。
- 自己革新組織の条件とは
- 環境のバリエーション
- 組織内ゆらぎの創造★
- 自律性
- 自己超越
- ミクロとマクロの共振
- 組織の進化にとって重要なことは空間と時間の両面における秩序の創造である★
- 空間的な秩序形成は均衡し固定化した結晶体でも起こるが、時間的秩序構成は、不均衡・非平衡系の生命体でしか起こらない★
- 企業進化のエッセンスは自己組織化された組織が、自己革新のプロセスを経て、マクロなスケールで自己超越を遂げることにある
- 社会との相互作用を楽しむ、イントラプレナーシップ
- 創造的経営に向けて
- わからないことが多発する環境下では、企業は主体的に情報を創造し環境に対し積極的な提案をしていかなければならない
- それには人間の能力を信じ組織のあらゆるうレベルで創造力が発揮できる経営の土壌が必要になる
- しかし創造的経営は、甘いものではなく、個人や集団の極限追求が求められる
★だからこそイントラプレナーシップが戦略的に重要になっているし、チャンス - 創造的な経営に向けた基本の概念はセルフオーガナイゼーション
- 混沌の中から主体的に秩序、すなわち情報を創る組織
- 経営学はサイエンスでありアートでもある
- ドロドロの状況の中でより良い意思決定につなげていくリーダーシップには、その人独特のノウハウに属するアート的な部分が色濃く残っている。
■分析から創造へ p85
- 科学的な戦略経営は、環境要因を徹底的に分析し、自社の資源管理をそれに合わせて論理的に行い、戦略実行の用具としての組織を戦略に合わせて設計する
- 税務主導型の機械的な経営になりやすいという傾向以上に、戦略策定の集権化・階層化と現場の自律性の喪失=戦略経営の意図せざる結果
- エクセレントカンパニーの8つの特徴
- 行動重視
- 顧客との密着
- 起業家精神の尊重
- 人を通じた生産性向上
- 価値観に基づく実践
- 基軸を離れない多角化
- 簡素な組織と小さな本社
- 緩急自在の同時コントロール
- 3M
- マスキングテープに始まる多角化。毎年100以上の新製品が生み出され「続けている」
- 15%ポリシー:自分の夢のために使って良い
- 特徴的なのが、各事業部の規模を小さくすること
★”成長分割症候群”が起業家精神を維持し、市場での競争を内部化する機能を果たす - 社外と競合するくらいなら社内で競合する
■戦略創造の組織
1.新たな戦略・組織論を求めて
- 分析的戦略論は、PPMに代表されるように、「はじめに戦略ありき」
- 分析的戦略は環境分析が比較的容易な安定成長期はうまく機能した★
- 予測不可能な時代の中では、戦略や組織を創造的に変化させていく必要がある
★不均衡・非平衡系の生命体へ- そのためには、組織のあらゆるレベルが参画して戦略を創り出す、すなわち戦略の創発が必要になってきた=戦略の創発
- そうなると、戦略は組織と密接不可分な関係になり、むしろ「はじめに組織ありき」が真になってきた
- これまでの組織論の有力パラダイム
- 官僚制に代表される「階層と分業」に基づく定常的な効率追求を基本とする
- ハーバードサイモン「認知限界」
- ex 海岸を複雑に歩く蟻★
- ありの認知能力の複雑さをしめるものではなく、途中の障害物が予知できない、視界が限られているという認知能力の限界のために、障害物にぶつかるために進路を変えなければならない
- 蟻の軌跡は、蟻が歩いた海岸線の複雑性を示すもので、蟻の認知能力の複雑さを示すものではない。人んげんも、一つの行動システムとして眺めた場合の認知能力自体は単純なものである。
- こうした人間の認知能力の範囲で最大の合理性を確保するために、組織構造を構築し、組織内の情報処理を単純化することによって個人の認知能力の限界を克服するというのがサイモンの組織観★
- ex 海岸を複雑に歩く蟻★
- しかし、人間は情報を処理する能力だけでなく、人間の本質は情報や秩序を創造するところにあるとみるパラダイムが必要ではなかろうか。
- サイモン以降1970年代に大東してきたコンティンジェンシー理論(環境適応理論)
- requisite variety(最小有効多様性) :組織は環境の生み出す多様性(情報負荷)を軽減するために最小有効な多様性(情報処理能力)を構築しなければならない
- 最適な組織構造は、市場環境や技術環境などによって決まる=すなわち条件づけられる
2.セルフ・オーガニゼーション
- 1:混沌が秩序と構造を創る:散逸構造」
- イリヤ・プリコジン:散逸構造論
- エネルギーや情報の流れのあるシステムが「不安定で平衡から遠い状態になると」、混沌の中に新しい秩序や構造が生まれてくる★★
- 熱力学を静的な平衡モデルから動的な非平衡モデルへと拡張した
- 生態系の考え方にダイナミックに拡張し、人間は自らの意思によって偶然の出来事を必然へと変えることができる
- ギリシャの自然哲学者エピキュロス
- 星雲や渦、乱流など自然はう愛剤的に渦や乱流やゆらぎを海dし、そこから自己生成的に秩序構造がつくられるとした
- プリコジンらブリュッセル学ははこのような自然学の現代的継承の一つであり、「ゆらぎの積極的な意味」をになうようになった★★
- バイオホロニクス(清水博)★p138
- 生きることの中でのゆらぎの重要性
- ゆらぎとは一言で言えば、統計的な平均からの「ズレ」★
- 生きているシステムは自由度を有しているので、平均からずれていて、自己組織のシステムである
- その特徴の一つは構成要素に自主的な揺らぎが許されていること★
- このような自主的な振る舞いを持った要素をホロン(全体子)というが、ただ勝手にランダムに揺らぐわけではなく、相互の情報を感じて協調的に振る舞うという重要な性質を持っている★ホラクラシーの語源
- このため周りの要素と協調して、自然に秩序を作り出していく自己組織化の能力を持っているのである★
- このセルフオーガナイズされる秩序が構造であるが、この構造の形成に、絶えず「個」が積極的に関与するところに特徴がある★★
- 「個」は「全体」に発展力が残っているという時には、固定化している秩序を破るような現象が出てくる
- これは生物進化の上で言う、突然変異に相当するもので、「全体によるゆらぎの採用」である★
- このゆらぎの中でいいものが淘汰され定着し、そのぶんだけ構造秩序が変わっていく=一種のゆらぎによる安定化
- しかし、揺らぎと淘汰による情報獲得というのは、ネオダーウィニズム的なパラダイムに近く、簡単すぎる
- セルフオーガナイジングシステムの最も重要なことは、秩序が上からの命令でつくられるのではなく、構成要素の協同作用のによって下から生み出す、つまり、自ら情報を想像すること
- イリヤ・プリコジン:散逸構造論
- 2:組織進化のパラダイム
- 社会科学:キャンベルのネオダーウィニズム的なモデル
- 突然変異が何かしらの基準で選択淘汰され、遺伝システムに組み込まれて保持される
- 探索的な反応(変異)のうち、あるものが強化(淘汰)され、記憶される(保持)
- 組織論:Kウィッグ
- 変異variationー淘汰selectionー保持retension
- ただ、気をつけなければならないのは、経営現象におけるセルフオーガナイジング行動は自然現象や生物界の自然発生的な自己組織化というよりは、より主体的・能動的なものであり、マネジメントの機能は望ましい方向に向けてセルフオーガナイジングプロセスを人為的に支援・促進することにあるということ★だから、個人の自律性及びそれを後押しする取り組みがが重要になる
- 社会科学:キャンベルのネオダーウィニズム的なモデル
- 絶えず進化する組織の条件 ※1-5までは、情報の創造プロセスの工藤と増幅を促進するものであった
- 1環境のバリエーション
- 技術の奥行き*市場の奥行きの4マトリクス
- 2組織内ゆらぎの創造
- 適応力のある組織は絶えず組織内に変異、混沌、緊張、緊張感などを内発させ、組織の構成単位の選択の多様性、迷い、曖昧性、遊び、不規則な変化、不安定性など(=これらの総称をゆらぎFluctuationと呼ぶ)を発生させている★
- あるいは、それらを組織が進化していくために、それ自体を絶えず不均衡状態にしておかなければならない
- ゆらぎが日々の創造活動の中に組み込まれている組織では、そうでない組織に比べて情報の創造活動が活発となり、それが絶えず、蓄積されて、進化しやすい組織になっているということ
- ゆらぎが喚起される種類
- ①戦略(新規事業の開発、情報創発資源への投資)、②リーダーシップ、③異なる思考・行動様式を持つ人材の登用、④組織管理システム
- 戦略的ゆらぎの基本は、組織員が新しい情報の獲得と意味のある情報を作るための方向付けや資源の蓄積・展開
- 組織・システムによるゆらぎ
- ランダム性を取り入れる★p154
- 狩猟民族ナスカピ・インディアン
- 獲物を見つける方向を毎日決めるシステムを採用:カリブーの肩の骨を日に炙ってできる割れ方を専門家が判断するやり方
- この慣行は結局うまくいっている
- これは人間行動をランダム化することによって、固定的な行動様式が逆のやり方で有利に使えることを示す例★
- 狩猟民族ナスカピ・インディアン
- 米国企業の革命担当副社長
- 四年ごとにマネージャーの入れ替えと責任権限の変更を断行して組織の揺らぎを増幅
- ランダム、素人の登用★斉藤さんのパターン
- ランダム性を取り入れる★p154
- リーダーシップによるゆらぎ
- リーダー自体の発想や行動が固定化してはならない
- セブンイレブン鈴木会長★
- 「朝令暮改的に以前のことにとらわれないで変革をしていくことが小売業の基本姿勢。変化がないとものありない、というリズムに載せることではないでしょうか」
- 1環境のバリエーション
- 3自律性
- 有機体の中で自己組織される秩序が「構造」であるが、これはこが全体との間のフォードバックループによって保たれ、発展していくもの
- このセルフオーガナイズされる秩序が構造であるが、この構造の形成に、絶えず「個」が積極的に関与するところに特徴がある★
- 個には個性がありその自主性を持った行動には多様性がある★★だから、個人の思いや価値観!
- 花粉は絶えず、不規則なブラウン運動をしている
- 組織においてブラウン運動ができるのは、個人のほかない。
- 個人はそれぞれ個性をいう独自のフィルターを持っておいるので、個性を表現しようとする時に偶然性を付与していく
- それは予想どおり決定論ではない部分を絶えず残している、無方向無目的な探求行動は偶然性を求める行動である p157
- したがって、個人の自律性を高い行動を許すことは、個人のブラウン運動を通じた偶然を取り込む確率を高める
- ★★イントラプレナーの多くが、偶然だったとか運が良かったとかいうが、それはまさに偶然の必然
- 4自己超越
- 自己超越はものの見方の変革=これはまさにイノベーション p156
- 5ミクロとマクロの共振 ※ここまでは、情報の創造プロセスの工藤と増幅を促進するものであった
- 個と全体の共振 p160
- イノベーションの多くは偶然をいかに取り込むかに依存する
- 偶然と必然の相互補完性を意識的に組織の中に組み込むためには、ミクロの自律性の確保とともに、ミクロとマクロの構成要素が共振できるようにしておくことが必要である
- 組織全体のレベルでは、組織のラージナンバーの法則に従い安定した秩序を志向する★これこそが、組織の免疫機能
- ミクロの揺らぎが域値を超えると進化に繋がる
- 偶然性を排除した組織が官僚制★
- 組織の中に積極的に混沌を発生させ、偶然の情報を取り込む可能性を拡大していくおくとともに、それらを必然に繋げる多様なシステムや行動様式を共存させておかなければならない=偶然と必然のマネジメント★
- 個の揺らぎが全体の揺らぎに繋がら雨ためには、揺らぎが未空からセミマクロ、そしてマクロへと増幅されなけれなばならい
- したがって、揺らぎは元へ戻らない、つまり不可逆的に進行するようにしなければならない
- 個人のブラウン運動で偶然を取り込んでも、それをセレクトし、必然につなげるシステムやプロセスが機能して初めてミクロとマクロが共振する
- 個と全体の共振 p160
- 6情報の知識化:新たに作られた情報の蓄積を促進する
- 7 目的志向性(てレオのみー)p168
- ネオダージニズムでは、進化はランダムなm黒レベルの遺伝子の変化に自然淘汰が働いて起こる非目的的なうプロセスであると考えられてきたが、実際には行動の変化が往々にして先行し、その結果、生物学的構造とその基底にある遺伝子の変化が促進されることがわかってきた
- 以来、進化論の中で最も重要なトレンドは、進化の全体的な進路の決定因として重要な役割を果たすのは、内面的に統制された、あるいは目的志向的な行動変化を起こす能力である=目的志向的淘汰ということもできる★
- 組織の進化は、組織の各レベルでの確率論的(偶然性)・決定論的(?★)・目的論的な側面を結合するダイナミックなプロセスであり、セルフオーガナイジングで目的志向的な熱力学システム(オープンシステム)と見ることができる
- 企業が継続的に自己を変革し、創造的な環境との相互作用をおこなていくためには、偶然早出のプロセスと必然化のプロセスだけでは十分ではない
- そこに目的が介在しなければならない。目的志向性(テレオノミー)とは方向性についての価値である★
- ビジョンは現場が自律的に解釈できるゆるい方が望ましい
- 生きているシステムは全て近郊からずれているので、初期条件の差で揺らぎが大きく変わる★
- したがって、セルフオーガナイジングの基本は自由を前提にした秩序前提であり、初期段階であまり方向をきっちりかっちり示さない方が良い
- 4自己超越
- セルフオーガナイジングまとめ
- イリヤ・プリコジンの散逸構造論:エネルギーや情報の流れのあるシステムが「不安定で平衡から遠い状態になると」、混沌の中に新しい秩序や構造が生まれてくる★
- しかし、この自由な運動ばかりを許していると組織全体が混沌となるので、混沌は何らかの形で組織化されなければならない=混沌の組織化(Organized Chaos)★
- これらの原則の中には、混沌と同時にそのそひきかへの力が同時共存していなければならない★求心力かな
- 3Mやホンダには実に多様な情報の韓流システムと共有された行動様式が確立されていた★今のICT技術がこれを加速させた?
- アーサーケストラ
- 生命の生物学的なホロンは、全体としての自律性と部分としての従属性(?)を併せ持つ自己統制的な開かれたシステムであるという
- 生命の普遍的な特徴は自己主張と統合の両極を共存させている
- ソシキゼンタイカラミレバ、個と全体の融合に最も重要な機能を果たすのがミドルマネジメント
- ミドルマネジメントこそ、こと全体の結節点に位置する戦略的なポジションにある ★これがSECIモデルにつながったのか
- カンターは中間管理者の創造性を促進する構造やカルチャーを持つことこそが革新的企業のエッセンスである★
★イントラプレナーシップは個人の自由な活動であるが、生命の普遍的な特徴として統合を共存させている - 新たな秩序を生み出すセルフオーガナイジング
- 秩序の中から秩序は生まれない
- 混沌から秩序が生まれるというのが散逸構造
- そのためには、ゆらぎがあることが重要
■企業進化のダイナミクス
- 組織の自己革新
- 連続的:秩序が固定化しないように絶えず自己革新を心がけるが、組織が大規模化し固定化する力が大きくなりすぎると自己革新は至難の技になる
- 非連続的:固定化した秩序を壊して新たな秩序を創る
- 非連続的な自己革新の場合
- 過剰反応というジレンマ「適応は適応能力を締め出す」
- 恐竜:中生代のまつ、すぎ、ソテツなどの裸子植物を食べるために機能的にも形態的にも徹底的に適応・特殊化し続けた結果、ちょっとした機構の水陸の分布、食物の変化に適応できなかったと言われている
- 変化の急激な自体には、破壊的な適応ではなく、じわじわと主体的に適応し続けていくスタイルが必要なのではないか★
- 過剰反応というジレンマ「適応は適応能力を締め出す」