生物メカニズムやらティール組織やらイノベーションやらの徒然

1年前に書いた、イノベーション創造における内部と外部の相互作用の記事

これ、執筆時にはまだ気づいていなかったのだけれど、実は、この組織内外の相互作用というのは、

新たなアイデアづくりや共創型人材(カタリスト)の育成という話だけにとどまらず、

実はそれ自体が組織が進化し続けるために鍵となる営みなのではないかということが最近の気づき。

組織がいかに急激な変化に対応しながら自律駆動的に進化し続けるか、異質性を取り込みながら思考様式をいかに新陳代謝し続けられるか。そういうことが問われている中で、

生物学者の福岡伸一さんは、生命が、逃れることのできないエントロピーの増大をいかに乗り越えているかという命題に対して、分解と合成の同時性に着目しながら「生命とは動的平衡における流れである」と表現&メカニズムに迫り生物学に革新を起こしつつあるわけだけれど、

僕らはどうしても、新たなものを生み出すから(結果として)壊れる、という因果を前提としがち。でも、実は、先に壊す仕組みを担保しておくことで、創造と破壊が同時に起きる動的な状態を作り出すことができる。

と、考えると、

某大企業のイノベーターが外部のアーティスト集団と密な関係を保ちながら、常に自分たちの常識を壊すことを意図した仕組みを作っていたこと某大企業のイノベーターが外部のアーティスト集団と密な関係を保ちながら、常に自分たちの常識を壊すことを意図した仕組みを作っていたことなんかもなるほど理にかなっているなぁ

とか、

そういう意味では、多くのオープンイノベーション疲れの背後には、自己の破壊の仕組みの欠落というものがあるよなぁ

とか、

巷で急速に広がり話題のティールも、

群れることなくして生き残れなかった人類が、エントロピーの増大という宇宙法則に歴史の中でどう向き合ってきたかという視点で見てみると、

オレンジまでは、中央集権・階層構造こそが秩序を保つ最大の発明だったのだろう。

一人一人のミッションを中心に据えていくグリーン型組織の経営者の悩みはまさに、組織エントロピーが増大していってしまう怖さとのバランスなので、輪郭線を緩めながら、“あいだ“ =エントロピーを外部に放出しつう外部から新たな知を取り込む営みが起こる場所、遊び、余白、経営空間をデザインしようという試みととれるし、

それに対して、ティールは組織のエボリューショナリーパーパス(進化する目的)を再定義し続ける仕組みを持つことで、逆にある意味、求心的に自律型の秩序を形成しようとしているという風に見える。

よく言う、組織開発(Organizational Development)も、本当は、この”develop”という言葉は、もともと”envelop=包む”の反対の「ほどく」とか「とく」という意味だそうで、
つぼみが花開くとか、中にある可能性が開花するというような、生命あるものの成長のこととして、「自動詞」として使われていたんですよね。

グリーン、ティールは良し悪しというより経営思想の選択だとして、包みつつ包まれる、作りつつ作られる、解き放ちつつ解き放たれる、というダイナミクスを、いかにそれぞれのスタイルでつくっていけるか。

とか何とかムニャムニャ。
にしても、この前の武術研究家 甲野善紀師範の話もそうだけど、やっぱり矛盾をどう捉え、頭も身体も全身で学び直していくかがだいじ。

子どもが泣き始めたのでタイムアップ。
この辺りも、これまで講演とかでも話してきた「冷えたお味噌汁の話(イントラプレナーシップとゆらぎと散逸構造」とガッチャンこして、どこかで一度整理したいところ。

という束の間のまとまりのないぼやき。