春日部にて協生農園プロジェクトがスタート。秋分の集いにて。

先日投稿した春日部での協生農法の実験圃場の取り組みがスタートしました。

昼と夜の長さが等しくなり、陰陽のバランスが整う秋分の日。
想像以上に多くの反響をいただき、前の週の告知だったにも関わらず40名を超える方々に集っていただきました。
(今回都合合わず、という方も含めるとおそらく50名を超える方にご関心をお寄せいただき本当にありがとうございました)

まずはこじんまり集まろうと思っていたので、僕も梶さんもびっくり。笑
そしてその人数をさらっと収容してくれちゃうログハウスもさすがすぎました。

Photo by Naoki Ishibashi
Photo by Naoki Ishibashi

「食を中心に生きる」をテーマに事業をされるcame came 30さんの地元の自然農法のお野菜を中心としためちゃくちゃ素敵で美味しい弁当をいただいた後は、

梶さんから今回の経緯やおづつみ農園のお話をしていただいたり、僕からも協生農法のお話をさせていただたり。
こんなにまとまって協生農法の考え方やこれまでの実践から感じていることをお話ししたのははじめてかもしれない。

Photo by Naoki Ishibashi

これまでの経験上、今後はもう現場でその都度その都度、個別具体でお伝えしていくことが増えていくし、主体となっていくのは近隣の方々なので、最初にみなさんの共通認識としてお伝えしておければと思ってお話しさせていただくことに。

協生農法における生態系の考え方や植物とのお付き合いの仕方・根底の態度を一通りお伝えしつつ、
この場所への願いを込めて。

大地の声に耳を澄ませながら、この土地が森にかえっていくお手伝いができたら。
(生態系や生物多様性の回復・再生)

自然や生命の環の中で人が生きていく・暮らしていく実感や安心、喜びにつながりなおせる場を一緒に紡いでいけたら。
(分断・対立→いのちの響き合い)

地域内外の人や暮らしにひらかれて、つながり、循環・自走していく、協生農法の実験圃場を、

こどもも大人も、世代を超えて、みんなで楽しく、一緒につくっていけたら。

ちょっと想いが溢れて話しすぎてしまったけど、興味を持ってくださって嬉しかったし、地域外からきたよそ者の人間の話をこんなにも温かく受け取ってくださる方々がいることが本当に有難くて胸が一杯になりました。

Photo by Naoki Ishibashi
↑ゲイブ・ブラウンの土を育てると不耕起栽培、拡張生態系については次の記事にて→https://beyondthenexus.com/synecoculture-16/

その後は、残れた方で果樹を18本ほど植えました。
近隣でオリーブ苗を育てている方がオリーブを持ってきてくださったり、他にもブルーベリや無花果、ゆず、ペカンナッツ、レモン、枇杷など。

雨模様が心配されたのですが、お天道様が迎え入れてくださったのか、この集いのあいだは雨雲がすうっとスペースを空けてくれました。集ってくださった方々が本当に素敵な方々ばかりで、早速どうしたら土地や植物と呼応したエリアデザインができるか話し合いがはじまっていました。

それにしても広い…

いくつかの土地で協生農法のスタートアップをしてきたので、ここではやり方も幾つかのパターンを実験していけたらと思っています。この場所からこれからどんな世界やつながりや風景が立ち上がっていくのかとても楽しみです。

今後の活動日ですが、ひとまず

・10月4日(火) 13:00〜
・10月21日(金)10:00〜

でまた集まることになりました。
※10月は梶さんと僕の週末の日程が都合つかず両方平日になっていますが、今後は平日と週末交互で集まれればと思っています

もしご興味ある方はお知らせください。
秋分の集いは参加できなかったけれど、今後参加したいという方もぜひ。

今後の活動のご案内はInstaでお伝えしていけたらと思いますのでフォロー頂けたらと思います。

あと、おまけ。当日お出しした野草茶や薬酒の様子。

Photo by Naoki Ishibashi

協生農法(およびシネコカルチャー)について
「協生農法(シネコカルチャー)」は、食糧生産と環境破壊のトレードオフや、人か自然かの二元論を乗り越えて、生態系が本来持つ力を多面的・総合的に活用する生態系構築技術(詳細はSony CSLのHP )。学術的には、人の営みが生態系構築および生物多様性の回復に貢献していく「拡張生態系」という考え方に根ざしています。(株)桜自然塾の大塚隆氏によって原型の創 案がなされ、Sony CSLの舩橋真俊氏によって学術的定式化がなされています。

ご興味ある方はEcological Memesで開催しているセッションの様子や記事もご覧ください。
生態系の“あいだ”を回復・構築する「協生農法」とは?
地球の生態系に包摂された生命として人はどう生きるのか 〜自然と人の“あいだ”を取り戻す協生農法〜
EMF21レポート② シネコカルチャー(協生農法)とは何か【前編】
人間と自然の共繁栄のかたち。生態系を拡張させる「協生農法」の実践
・拡張生態系のパラダイム – シネコカルチャーの社会実装の契機をさぐる-(舩橋真俊氏) 

【シネコカルチャー実験記録の記事一覧】
耕作放棄地で協生農法をはじめました[シネコカルチャー実験記録①]
植物は生長に必要な物資を自ら調達する~横に伸びるトマトと協生農法実践マニュアル~[シネコカルチャー実験記録②]
遠野で協生農園を訪問。美しき緑の焚き火。[シネコカルチャー実験記録③]
畝をつくらない区画をつくってみた。[シネコカルチャー実験記録④]
結実過程のドラマ。オクラ、ピーマン、トマト、ジャガイモほか。[シネコカルチャー実験記録④]
全36科87種。Scrapboxで協生菜園の植生リストをつくってみました。[シネコカルチャー実験記録⑤]
二子玉川のコミュニティ畑プロジェクト「タマリバタケ」で協生農法はじまります [シネコカルチャー実験記録⑥]
ベランダでもできる小さな生態系観察。協生プランターのすすめ [シネコカルチャー実験記録⑦]
種から種へ。自家採種を通じてみえてくる植物の姿と枯れの凄み。[シネコカルチャー実験記録⑧]
タマリバタケの協生菜園のその後<秋分〜冬至>[シネコカルチャー実験記録⑨]
協生菜園で育てた蓼藍で生葉染め、そして種取り。植物の生命力を身にまとう。[シネコカルチャー実験記録10]
協生菜園に春がきた<タマリバタケの冬至〜春分>[シネコカルチャー実験記録11]
協生農法の生みの親・野人ムーさんのところに行ってきました[シネコカルチャー実験記録12]
無肥料・無農薬でも虫に食われないのはなぜか。混生密生の多様性がもたらす縁起と恵みの実感。[シネコカルチャー実験記録13]
埼玉・春日部の農園で協生農法をご一緒にやりたい方を募集しています。[シネコカルチャー実験記録14]
春日部にて協生圃場プロジェクトがスタート。秋分の集いにて[シネコカルチャー実験記録15]
不耕起栽培、ゲイブ・ブラウンの土を育てる、拡張生態系における人の役割と希望。
混生密生の世界と収穫による生態系への介入[協生農法実験記録17]
※このブログは、個人の実験的な観察・実践記録であり、公式なやり方や内容を記載しているものではありません。